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最近、「ロボコール」と呼ばれている、詐欺電話を耳にした方もおられるのではないでしょうか。世界中、特に米国では近年発生件数が増えつつあることから、社会問題化しています。
また、日本国内でも「ロボコール」による被害が、今後さらに多くなることが予想されています。ニュースなどで知った方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、「ロボコール」の仕組みや手口および企業での対策ポイント・被害を受けた場合の対応方法について、詳しく解説します。
「ロボコール」の被害は、もはや他人事ではありません。ぜひ、最後までお読みになって、対策を採られることをおすすめします。
目次
1. ロボコール(詐欺電話)とは
ロボコールとは、自動ダイヤルソフトを悪用し、日に何百万人もの人々に、事前に録音したメッセージを発信する迷惑電話のことを指します。
ロボコールが着信し、その電話を受けてみると、多くの場合自動音声のメッセージが流れてきます。ロボコールによって発信された自動音声の内容の多くは商品の売り込みであって、詐欺電話も多いといわれています。
2. ロボコールの仕組み
ロボコールは、コンピューターが機械的に、多数の電話番号に一斉に電話をかけるシステムです。そして、電話を受けるとあらかじめ録音されたメッセージを流されます。
ロボコールでよく使われる手法の一つに、「スプーフィング」があります。スプーフィングとは、他の誰かになりすまして行われる詐欺を指します。
ロボコールでは、たとえば自分が住んでいる地域で利用されている電話番号になりすまして、発信がなされます。その他にも、公共機関や金融機関などの信頼性の高い電話番号になりすますこともありますので、注意が必要です。
3. ロボコールの手口と企業側のリスク
次に、ロボコールを受けることによって引き起こされる、企業側のリスクを解説します。それは、以下の3点です。
・顧客情報の情報漏洩
・電話対応窓口の混乱
・還付金、助成金詐欺
それぞれのリスクについて、詳しくみていきましょう。
顧客情報の情報漏洩
攻撃者が政府機関といった公的機関になりすますことで、なりすましとは気づかない企業の担当者が顧客の個人情報を誤って攻撃者に漏らしてしまうリスクがあります。
公的機関の場合は、信頼性が高い機関であることから、聞かれたことに対して何ら疑問を持たずに、顧客の個人情報を漏らしてしまう可能性がゼロではありません。
電話対応窓口の混乱
企業の代表電話など、対外的な窓口の電話番号に対して、一斉にロボコールによる攻撃を受けてしまった場合には、窓口の電話が占拠されてしまう懸念があります。そのため、外部からの問い合わせ電話対応ができず、混乱を来してしまうといったリスクが懸念されます。
還付金、助成金詐欺
自社の経理・総務部門で還付金・助成金詐欺のロボコールを受けてしまい、ロボコールの指示に従ってしまうことで、自社の資金が詐欺にあってしまうリスクが実際にありえます。
4.ロボコールを受けないための対策ポイント
このように、ロボコールによって企業の信頼性が失墜してしまったり、詐欺にあってしまうリスクが発生してしまいます。
これらのリスクを回避するために、企業側で対応すべき主な対策には、以下の3つがあります。
・知らない不審な電話番号からの電話は、通話せずに保留・折り返しを徹底する
・上長に相談し判断を仰ぐ
・ロボコールの手口を周知し、顧客の個人情報をむやみに渡さないことの徹底を図る
それぞれの対策ポイントについて、さらに詳しく解説します。
知らない不審な電話番号からの電話は、通話せずに保留・折り返しを徹底する
見覚えのない電話番号が、ディスプレイに表示されたときには、すぐに電話を受けることはせずに、一旦保留または折り返すように徹底を図りましょう。
特に、国際電話からの着信の場合には、充分な注意が必要です。
上長に相談し判断を仰ぐ
身に覚えがない電話番号からの着信があったときには、自分の上長に報告し上長の指示を仰ぐといった対策も有効性があるといえます。
ロボコールの手口を周知し、顧客の個人情報をむやみに渡さないことの徹底を図る
ロボコールの特徴やその手口について、自社の従業員内に周知を徹底しましょう。特に、顧客の個人情報を求められても、電話の相手の正当性が確認できない場合には、決して個人情報を伝えることはしないようにすることが重要です。
5.ロボコールの被害を受けた場合の対応
万が一、ロボコールの被害を受けてしまった場合には、以下の3つの対応をしましょう。
・上長に速やかに報告
・警察に相談
・再発防止策の取り組みを行う
それぞれの対応内容について、詳しくみていきましょう。
上長に速やかに報告
ロボコールによって被害にあってしまった場合には、まずは自らの上長に対して速やかに報告することが重要です。
警察に相談
上長への報告とともに、警察に被害届を提出しましょう。ロボコールによって引き起こされた詐欺行為にあたる可能性があるためです。
再発防止策の取り組みを行う
ロボコールによる被害が再発しないように、社内で再発防止策を検討することも忘れないようにしましょう。まずは、今回の被害の状況や原因を把握することが重要です。
次に、電話応対方法のマニュアル見直しや、今回被害を受けた電話番号は着信拒否にしてブロックするなどの適切な対策を導入し、被害を防ぎましょう。また必要に応じて、ISMSを取得しセキュリティ対策全体を見直すことも大切です。
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